定例会・臨時会

国道バイパス整備促進特別委員会

2019年12月4日

委員長報告

それでは、国道バイパス等整備促進特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、付託を受けております「国道バイパス等主要幹線道路の整備促進について」を審査するため、閉会中の11月20日に、副市長、関係部長、次長及び課長の出席を求め開催いたしました。
以下、審査を行いました主なものをご報告申し上げます。

当日は、冒頭に議長より当委員会の設置趣旨等についての説明があり、その後当局から、「国道1号・8号バイパス及びそれらに接続する主要幹線道路の事業進捗について」の説明を受け、

まず、片岡栗東線についての質疑では、
 片岡栗東線はとにかく混んでいる。11月29日に4車線を先に開通し、次のアグリの郷までは来年の春ということだが、ここまで開通すれば、混雑は解消するという考えか。
との質疑に対し、当局から、
 国道を向いての渋滞、混雑はこの4車線化で緩和できると考えているが、守山市を向いては、JR跨(こ)線(せん)橋(きょう)手前までの2工区、2期の区間として平成29年度から令和6年度までの期間をかけて、整備を進めていくということで、今用地取得を進めておられる。西向きの緩和については、もうしばらく時間がかかると考えている。
との答弁がありました。

また、
片岡栗東線の供用開始は予定通り進むのか。
との質疑に対し、当局から、
 令和元年春の滋賀県からの説明によると、その当時もこの11月頃には4車線の供用開始が部分的にできてくるという予定であったが、アグリの郷の前の部分の工事が電柱の移設の関係で若干の遅れが生じたということで、現在段階供用ということだが、区間全体の開放については年度末ということで当初から聞いていたので、全体としては予定通りに進んでいると考えている。
との答弁がありました。

次に、国道1号バイパス・山手幹線についての質疑では、
 草津側の山寺までの工事とその先の栗東側の工事との関連は。
との質疑に対し、当局から、
 栗東側も下部工事が進めば、連続する工事単位となることも考えられる。昨年度に下戸山地先で準備工事として仮設道路の工事がなされたが、そこを活用しながら今後、下部工事に入っていけるように現在、準備を進められているところである。
との答弁がありました。

また、
 目標年度についてはどうか。
との質疑に対し、当局から、
 特に山手幹線については、滋賀県で開催される国民スポーツ大会が令和6年度に開催予定となっており、それまでに完成していくというのが、県が表明しているものとしてある。ただし直轄の国道1号バイパスについては、まだ公表されるところまでは至っていないが、市としては一体的な供用を目標として持っていただきたいと要望もしているので、それに向けて進んでいただけると考えている。
との答弁がありました。
最後に、バイパス沿線等のまちづくりについての質疑では、
 国道8号バイパスについて、これだけ農地のなかを走っていくことになり、完成すると、この地域の農業やまちのあり方に変化が生じることとなる。完成後のまちづくり、都市計画というのは、新しいマスタープラン等に反映するように検討していただいていると思うが、この部分をどういった位置づけで考えているのか。また地域住人の希望等については今後どのように反映していくつもりをされているか。
との質疑に対し、当局から、
 現在、第4次の都市計画マスタープランの見直しを行っているが、現行の第3次の継続、発展という考えのもとに進めている。国道1号・8号バイパス完成後の周辺の土地利用については、第4次都市計画マスタープランのなかには特に位置づけはしていないが、交通の流れや地元の意向、社会経済動向を見ながら、これからの10年で調査検討をしていく。ただし、出庭地先の農振農用地でない地域では、バイパスができるとすぐに側道沿いで乱開発がされる可能性も考えられるので、出庭地域の方には地域のまちづくりを考えていただくよう説明を行っている。
との答弁がありました。

以上、委員会の審査経過と概要について報告させていただきましたが、当委員会が付託を受けております「国道バイパス等主要幹線道路の整備促進について」は、解決すべき諸問題、課題が山積しておりますことから、当委員会といたしまして、継続審査とすることといたしました。
以上、国道バイパス等整備促進特別委員会の中間報告とさせていただきます。

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